Robinia Hillの舞台裏をご紹介します。

2010年5月31日月曜日

Violin Concerto

はじめての登場です。生駒からこんにちは。

RHの誕生を間近に控えてひそかに興奮してます。といっても終始アウトサイダーとしてしか関われていませんが。好きなことに向かっているとき、人は誰でも一番本領を発揮しますよね。とても素敵なことです。RHもひたすら好きなことを追いかけている集団です。

最近周りを見ていると好きではないこととはわかっていてもそれをしなければならないという呪縛にかけられている若い人が多いように思えます。ちょっとかわいそう。でもその呪縛から自分を解き放つことも自分でしなければ。

先週久しぶりに大編成のオーケストラのコンサートに行ってきました。チャイコフスキーのバイオリン協奏曲です。若い時は好きでもないのに聴かなきゃと思って聴いていたconcerto、今は自然に好きで心に染み入るよう。

RHの誕生をお祝いしてRobinia Pseudoacasiaの若葉の写真を送ります。生駒の若葉です。S

2010年5月29日土曜日

Almost There

I am leaving Boston on Sunday, heading for Asia.
There are three main objectives for this trip.  First is to attend the RH Open House in Fukuoka, second is to go grab some landscape business in China, and then back to Tokyo for on-going client meeting. The plate is more than full but I like it this way.

日曜日にボストンを立ちます。
上に書いたように福岡、中国、東京とぎゅうぎゅうのスケジュールですが、私の場合、詰まっているほどいいんです。焦るくらいのときに良い仕事ができます。楽勝、と思ったときはたいてい失敗します。
それでは福岡のRHオープンハウスでお目にかかれますことを楽しみししていますのでお近くの方はぜひ遊びにいらしてください。
from: Robinia, Boston

2010年5月26日水曜日

RH bag


先日もRH新作バッグを紹介しましたが、今年のカラーはビビッドなオレンジです。「あれ、うちの子」って、すぐにわかりますね。これは子供サイズというわけではありません。
バッグって不思議ですよね。いつも使っているバッグから中身を移すのは面倒なのに、私にとっては今日は絶対このバッグでなきゃって思うアイテムです。高級ブランドバッグも普段使いのバッグも確実に日々に彩りを加えているもののひとつです。

2010年5月25日火曜日

RH Balloon Skirt

This balloon skirt is made with dupioni silk fabric,  Shown here topped with RH's original Tee Shirt(Birthday Dogs) and a scarf by "Orimonogatari " 〔織物語).

Blue MoonのYunさんが縫製してくれました。
すてきでしょ!
http://members2.jcom.home.ne.jp/b_moon/index.html

On the Side

I have been a landscape architect for the past 20 years, building large scale urban places, waterfronts and campus grounds. 
Today, I would like to share with you a private residential project I worked on the side.  The plants are being installed now.

As in textile design, scale, texture and speed of the lines are critical for the successful composition.  Here, I tried to distilled the lines to the absolute minimum.

                                                                                             Below right is the garden before construction.

2010年5月24日月曜日

しあわせ


RHのBostonの仕事現場です。昨日朝5時ごろから作業を開始したんですが、何か頭上のほうでがたがた音がするんです。朝っぱらからうるさいなぁーと思いながらミシンに向かっていました。
ふとみると天窓にリスさんのしっぽ。
見ているとリスさんたちが朝の鬼ごっこをしていました。
なんか、し.あ.わ.せ。


2010年5月22日土曜日

RH-D-NS II

RH定番のcartoon柄の生地で作ったRH-D-NSは先日も紹介しましたが、ボディに着せてみました。子供服でもシックな色を使っているのもRHの特徴です。カラーバリエーションは2色です。ワンピースのデザインはシンプルですが、他所ではなかなか見ない一着だとおもいます。

2010年5月20日木曜日

Pain-in-the-NECK-TIE


RHのWeb Siteにも登場しているRH Hatの舞台裏を紹介します。
実はこれネクタイのためのデザインなんです。細長いキャンバスの中で何ができるか、男性だってユーモアが必要だって考えてつくりました。でも単なるユーモアじゃ面白くないですね。
アメリカでは駐車場でCompact Cars Onlyという小型車専用のIsleがあるんですがSUVが無理やり入ってたりして、小型のマイカーが入れそうで入れない場面に遭遇したりします。当然頭にくるわけです。そこでこのネクタイのシリーズ名はPain-in -the-neck-tie
Pain-in -the-neckって英語では”いらいらする”っていう意味があります。まぁ、くそったれ!っていうことですね。そんなSocial Dimensionをとりあげてみました。
ところが、、、いざ製造しようとするとネクタイって本当に難しい。まずシルクに印刷する業者さんをさがして、専門の縫製屋さんに頼まないといけない。量産体制に入れないでいる今のRHとしてはちょっとハードルが高いのです。今度SARAさんに相談してみようと思います。
そんなわけでとりあえずこのデザインで帽子を作ったんですがこれが結構人気あるんです。
写真左下はネクタイの模型。

2010年5月19日水曜日

新作バッグ完成

先日紹介しました新作バッグが完成しました。
配色が大胆で、堂々としていませんか?
今のところ、この世に1つしか存在しません。
今後、カラーバリエーションを増やしていきたいと思っています。

ジェリーのこと

Patioさんにいる看板猫、ジェリさんを紹介します。
彼女が生まれたのは17年ぐらい前です。人間の年だと90歳前後ということになるのでしょうか?かなりのご高齢です。捨て猫だった母親の故モモが4匹生んだ子猫のうちの1匹です。母親も兄弟姉妹も長生きしましたが、今はジェリさん一人(匹)になってしまいました。この家族はみんな優しくて、穏やかで人懐っこい性格でしたが、なかでもこのジェリさんは喧嘩が嫌いで、エサも近所の野良猫たちが来ると、そーっと身を引くタイプ。家の中に入れてあげようとドアを開けても、遠慮してすぐにはなかなか入って来ないような、そんな謙虚な愛らしい猫さん。
今日はRHの製作現場でお手伝いをしてくれました。サンプル縫製用の生地の裁断の最中、布が動かないようにしっかりと重石になってくれました。(実はとっても軽い子なのですが・・・。)
Patioさん、RHに来られましたら、会えますよ。

2010年5月18日火曜日

クッション紹介

RH定番の柄になるcartoon柄の生地でクッションを製作中です。
私はすぐにでれぇーっとなるクッションよりパンッと張ったクッションが個人的には好きです。

インテリアとしても、実用としてもいくつあってもいいもので、気に入ったものがあるとついつい買ってしまいます。いつのまにか愛猫に取られて無残な姿になるものも中にはあるので、本当に大事にしているものはお披露目をされないまま、押入れに眠ってしまっているものもあります。猫と一緒に暮らすものの宿命ですね。


2010年5月17日月曜日

2つのインスピレーション


この図案は横断歩道を上からみたものなんですが、2つの帽子が渡っています。

インスピレーション1:夢のつづき(安全地帯)の歌詞(松井五郎)から

あの日そろいの帽子は
どんな街角にいても
広がる空を知っていた

インスピレーション2:二人の娘たちが持っていた麦藁帽子。4つ年上のBig Sisterにおくれないように渡ろうとするんですが大人たちに阻まれてその差は大きくなるばかり。Big Sisterはもちろん知らん顔でどんどん行ってしまいます。私自身どっちの立場も経験しました。

日々いろいろなことを考えているわけで、あるとき全然違う発想がぴたりと結びついたりすることは良くあります。

ひとつの刺繍パターンができるまで

刺繍のステッチ数ってとても重要なんです。あんまり重たい(ステッチ数が多い)と線のスピードが鈍るし、なんだか優等生っぽい線になってしまって表情が死んでしまいます。かといって軽すぎると左の写真のようになってしまいます。
ひとつの刺繍パターンができるまでRHで納得いくような線の表情を出せるよう何回も試しています。刺繍って凄い。ステッチの幅、方向、密度だけで表現するってRHにはもってこいのアートの形です。

FORKS


知ってるようで知らないテーブルセッティングの仕方。
RHのこのプレースマットを使ったら間違いなくできますよ。
基本はFORKS.左からFork, OsaRa(お皿), Kife, Spoonと覚えましょう。

RH Tee Shirts


着るほどに好きになっていきます。肌触りがよく、すんなりフィットする感があっていいシャツに仕上がりました。洗うほどに自信が湧いてきます。ぜんぜんいたみません。
柄はBirthdayDogs. 何でってあまり問い詰めないでください。

新作バッグ製作現場

新しいRHのバッグを製作中です。mug cupと違って大振りで存在感のあるバッグにしたいと思っています。楽しみにしていてください。
久しぶりにブログに恭さんが登場です。ものづくりとは常に頭を働かせておくこと。特にバッグなど立体感のあるものの製作においては頭はフル回転です。ボケ防止というより、ボケる暇もありません。
恭さん、遅くまでRHのためにご協力ありがとうございます。

2010年5月14日金曜日

制服

RHではいつか制服を手掛けるのが夢です。アメリカも日本も圧倒的にPlaid(チェック)ルックが多いのですがそうでないものがあってもいいですよね。ちょっとだらっとなってもサマになるのがいいんです。昔も今も制服という制限の中で皆さん個性を競っています。それが楽しい。それでいいんじゃないっていうスタンスで大人も見てあげましょうよ、って思ってます。全世界で学校のマスタープランを手掛けていますが、学校側もこれからは企業という感覚にいち早く目覚めて欲しいですね。RHは学校のミッションステートメントが反映された柄で制服をやりたいですね。学校のIdentityをしっかり作って素敵な学生さんたちをゲットしないと少子化に伴う過酷な競争で淘汰される時代です。そんなの東京のおしゃれな私立だったらやれるって考えている学校のお偉いサンたち、福岡でやるからいいのです。それにしても母校の修猷館の制服、なんとかせんといかんっちゃないと?


RH mug cup

RH のマグカップとロビニアの木のソーサーです。
マグカップは小ぶりサイズなので、レギュラーコーヒーはもちろんエスプレッソを飲むにもいいサイズです。ソーサーはかつて福岡にいて今は新潟にて活動中の木工家具作家のRussell Jokelaさんにお願いしました。Russellさんは木を愛し、素材の特性を活かした家具づくりをしています。今回RHの名前の由来になっているRobinia(ロビニア=ハリエンジュ)の木を使ってソーサーの製作を依頼しました。ロビニアの木は硬くて細工が難しいのですが、木目が美しく、一つ一つのソーサーに表情があるものになりました。coffee breakにちょっとしたおやつを乗せて、皆さんの一日の時間にhappyを加えてくださればと思います。

2010年5月13日木曜日

子供だっておしゃれくらい、、、する!

Pointy Shoesのニットバージョンで秋物を思索中です。袖口をちょこっと返したらPointy Shoesがちらちらという感じにしたいと思っています。

RH-D-NS


RH-D-NSはRH-Dress- No Sleeveのことです。製造元の
Saraさんから入荷が始まりました。いよいよオープンまであと3週間。

Angry Fish

子供服なんです。 怒ったお魚のうろこのモチーフが子供服にふさわしいか、という議論を巻き起こしそうです。すでにそのようなご批評も授かっていますが、もともとはリズボンの街中を走る電車に乗っていた宣伝広告からモチーフを拝借しました。リズボンの青い空の下ではいいのにボストンの灰色の空の下では何でだめなの?だからeducated beyond one's intellectual levelな人たちって難しいですね。ふふふ、、、。

2010年5月12日水曜日

テーブルクロス大きめの写真

鯉とCirclesのテーブルクロスのです。

テーブルクロス

アーバンデザイナーのDennis Pieprz氏(Sasaki Associates, President) の自宅用テーブルクロスを受注しました。本物嗜好の彼が出したテーマはcirclesとa hint of Asian tasteでした。RHでは円をコットンの太めの糸でtriple stitchで縁取りして規則正しく並べました。この際のstitchの長さは思いどおりのスピードが出るまでかなり試行錯誤しました。鯉の刺繍は糸の方向と密度だけで写実的に表現してます。鯉が泳いでいるあたりの円は乱れています。現代アート的表現ですがRHの好きな分野なので、これからもいろいろ試してみたいと思います。






写真はPieprz氏自らファイナルタッチの赤い丸をどこに入れるか検討しているところ。どこにnodeを持ってくるかって、テーブルクロスもアーバンデザインも同じくらい真剣にやってます。


2010年5月11日火曜日

さりげなく

今回マンハッタンを歩いていて感じたことは、RHのバッグってさりげなく目にとまるようにできているということ。
形も大きさも大人の女性にぴったりで、心なしか行きかう人の目線がバッグのほうに、、、、と感じたのはわたしだけ?

Pointy Shoe Skirt @ NY Subway

最近はすっかりきれいで安心して乗れるようになったNYの地下鉄。RHオリジナルPointy Shoesのミニタイトがプラットフォームに降り立ちました。大きめのズタ袋風Toteはにゃんことワンさんシリーズ。このオーバーサイズのバッグは旅に出るときはいつもスーツケースにペタンコにして入れておいて現地に到着したら要るものだけ入れて持ち歩きます。万一買い物してもかなりの収容力があるので便利です。ちなみにジャケットは福岡のPleatsさんで買い求めたDahliaです。シルエット、着心地満点で、RHのHard Core Kawaiiにもよく合います。

RHの景観貢献

凪さんを私の一番好きな公園に連れていきました。
NYの40StにあるBryant Park.
RHのトートはベーシックなデザインです。すっぽり出し入れができて使い勝手を重視しています。製作はPatioさんです。Patioさんは長持ちするバッグが持ち味で1品づつ心も力も込めて製作してくれます。街中でそれを持って歩いていると都市空間もおしゃれになって、微力ながら景観づくりにも貢献できているんじゃないかなって思っています。

RHのセレクト

RHは自分たちで見て”いいもの”って感じたものはRHセレクトとしてお店に置くことにしました。
それは作り手の心が伝わってくる素朴なものであったり、日本ではなかなかお目にかかれないものであったり、計算尽くめのデザイナースカートだったりしますが、基本はシルエットがきれいで着やすいものです。写真は真剣にセレクトしている凪さん。