Robinia Hillの舞台裏をご紹介します。

2010年3月1日月曜日

RHの心の一部

Robinia Hillはテキスタイルをデザインの会社です。生地をデザイン、製作し、生地そのものやそれらを使ってものを作って販売して利潤を得ることを前提としています。しかしながら、消費活動に振り回され、それに辟易している私自身がいかにして物を売る仕事に魅力を感じることができるのか、この問いは私の中に最初から存在しており、まだ確かな答えはありません。


何故消費活動に辟易しているのか、といえば身の回りに真に必要としていないもの、愛着の持てないものが多数存在していて、それらはほかならぬ自分自身の手によって購入され増えていったものと感じるからだと思います。一方で、そのような中でも心が潤うような買い物もあることも事実です。使うたび、身につけるたび、あるいは見るだけでそのものを所有している喜びをもたらしてくれるものは確かに存在します。それらは必ずしも品質がよい、デザインが流行に左右されない、などという優等生の理由ばかりからくるものではありません。突拍子もないもの、どちかといえば粗悪なものの中にも人に喜びを与えるものは存在します。ものと人の関係というのは一人一人違っていてとてもおもしろいものだと思います。

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