Robinia Hillの舞台裏をご紹介します。

2011年8月16日火曜日

お盆のさなか

今年18歳の愛猫ジェリーがとうとう介護を要するようになりました。
先週お盆に入る直前からおしっこの垂れ流しが始まり、急遽ペット用オムツやらペットシートやらを買い込み、寝床を新たに整えてあげました。
オムツを穿かせようと奮闘中なのですが、これがなかなか難しい。オムツの説明にも「根気欲慣らしてあげてください」との表示が・・・。
このジェリーが、13日の夕方から突然、まるで犬のように舌を出し、ハァハァと荒い呼吸をしだしました。こんなにも突然老いが襲ってくるものかと悲しみのあまり涙が止まりませんでした。ちょっと目を離した隙に逝ってしまうのではないかと思うとたまらなくなり、ずっと付き添っていました。
水を飲ませ、体を拭いてあげ、おしっこをしてはペットシートを換え・・・。
一所懸命に上げていた頭が徐々に下がっていき、力尽きたかのように眠ってしまったジェリー。恭さんは堪らずうずくまって嗚咽してしまいました。呼吸がだんだんと落ち着いてきて、何となくそれがどんどん弱くなっているような感じがして、家族全員覚悟しなければならない時がどんどん近づいていました。
あぁもうダメ・・・?と思っているとひょこっと目を覚ますのですが、目には力がなく、収まっていた息もまた荒くなり、それでもヨタヨタと歩き回ってと、何度かそんなことを繰り返して数時間が過ぎていきました。
言葉なく、涙ばかりがこぼれ落ちていきました。ジェリーが何度目かの眠りに就き、今夜が峠かと覚悟を決めて、別室で腫れた目を拭っていると、隣の部屋で「にゃ~」。皆飛んでドアを開けると、なんとジェリーがこちらに来ようとしているではないか!呼吸も落ち着いています。
その夜は片時も離れず、床で一緒に寝ました。まるで子どもの夜泣きごとに起きるお母さんのような気持ちでガサゴソと動き回る気配がしてはペットシートを片手に追いかけ、水を飲ませ、仮眠を取るという一夜を過しました。
翌日、ジェリーは生きていました。本当に辛かったね、よく頑張ったね、早く元気になろうね。まだまだ病み上がりで元気はありませんが、それでも彼女は今日も一緒に生きていてくれています。

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