我が家には普通の家庭にはあまりないと思われる代物がいくつかある。そのほとんどが亡父の仕事や趣味の道具や機械たちなのだが、その中の一つがCanon CINE PROJECTOR T-1だ。
最近の私の夜の楽しみはこのT-1で映画鑑賞することだ。映画と言っても8ミリフィルムの映写機なので、父が昔撮影した1969-1971のアメリカ、ヨーロッパの様子である。当時の風景の中に私たち家族が映っているさまを見るのは何とも不思議な感情を呼び起こす。もっとも撮影者は父なので、父の出番は少ないのだが、突然父が画面に現れたりするのだ。動いている父を見るのは久しぶりだ。しかも若い!
外の激しい雨音にも負けないブーンという映写機の音とカタカタとフィルムが回る音が家の中に響きわたる。その音を聴きながら、そういえば子どもの頃、父が専用の道具を使ってフィルムを繋ぎ合わせる編集作業をしていたのを思い出す。現在のようにデジタルではないので、時間のかかる作業だったはずだ。でもそういう場面こそ、こんな風に或る時記憶として蘇るものなのだと思う。
しかし、まぁよくこんなところまでカメラを回したものだと思うような風景が映っているが、私たち家族にとっての個人的な思い出であると同時に、もしかしたら貴重な資料と言えるかもしれない。いつか上映会をしようと思う。
最近の私の夜の楽しみはこのT-1で映画鑑賞することだ。映画と言っても8ミリフィルムの映写機なので、父が昔撮影した1969-1971のアメリカ、ヨーロッパの様子である。当時の風景の中に私たち家族が映っているさまを見るのは何とも不思議な感情を呼び起こす。もっとも撮影者は父なので、父の出番は少ないのだが、突然父が画面に現れたりするのだ。動いている父を見るのは久しぶりだ。しかも若い!
外の激しい雨音にも負けないブーンという映写機の音とカタカタとフィルムが回る音が家の中に響きわたる。その音を聴きながら、そういえば子どもの頃、父が専用の道具を使ってフィルムを繋ぎ合わせる編集作業をしていたのを思い出す。現在のようにデジタルではないので、時間のかかる作業だったはずだ。でもそういう場面こそ、こんな風に或る時記憶として蘇るものなのだと思う。
しかし、まぁよくこんなところまでカメラを回したものだと思うような風景が映っているが、私たち家族にとっての個人的な思い出であると同時に、もしかしたら貴重な資料と言えるかもしれない。いつか上映会をしようと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿