3月16日土曜日、Patio & Robinia Hill は草原に変わりました。初めて聴く生の馬頭琴の音色は透きとおった響きで、物悲しくもあり、馬のいななき、颯爽と草原を駆ける野生馬を想像させる技巧といい、終始聴き惚れていました。
モンゴルの民族衣装で登場したドランさんと中村さんに聴衆は最初から魅了されました。モンゴルと言えば私たち日本人は”お相撲さん”ぐらいしかイメージできないと思いますが、ドランさんは今回映像を用いて、モンゴルの地理、気候、文化、人々の生活、風習などについて楽しく語ってくださって、どんどん興味が湧いてきました。
さて、馬頭琴は二弦からなるモンゴルの伝統楽器です。弦は馬の尻尾の毛でできており、低音弦は120本の毛、高音弦は80本の毛を束ねてできているそうです。弦を触ってみるとものすごい力で張ってあるのがわかりました。
両膝に挟んで固定させて演奏するので、足がものすごく疲れるのだそうです。左指の弦の押さえも指の腹ではなく、詰めのほうで、しかも横から押さえるのだそう。(説明が悪くて、わからないですね・・・。)
馬頭琴は私が思っていたよりも大きい楽器でした。特に中村さんが弾く低音馬頭琴は西洋のチェロのような大きさで音色も優しく、ドランさんの澄み切った馬頭琴の音色を包み込むような演奏でした。何とどちらの馬頭琴も中村さん製作でこの世にそれぞれたった一本の楽器なのだそうだ。中村さんご自身ギター製作家なのです。
一度も言ったこともないモンゴルですが、今回のライブを通して一気に身近に感じることができました。
今回お越しになれなかった方、また次回のライブをお楽しみにしていてください。
モンゴルの生活文化の話を 織り交ぜながら・・・ |
お客様もドランさんの 話に聞き入っていました |
両膝に挟んで固定させて演奏するので、足がものすごく疲れるのだそうです。左指の弦の押さえも指の腹ではなく、詰めのほうで、しかも横から押さえるのだそう。(説明が悪くて、わからないですね・・・。)
ドラン(馬頭琴)と中村さん(低音馬頭琴) |
馬の細工も見事です |
一度も言ったこともないモンゴルですが、今回のライブを通して一気に身近に感じることができました。
今回お越しになれなかった方、また次回のライブをお楽しみにしていてください。
演奏もお人柄も素敵な ドランさんと中村さんでした |